毎日の素敵な冒険

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一般人でもイノシシを捕獲できる?

我が家は山の近くに畑を持っており、ちょくちょく出没するイノシシに困っていました。

もともと両親が管理していた畑で、両親にとってはイノシシが出るのが当たり前の生活だったので困りつつも特に気にしていなかったのですが、私の場合は高齢になった親に替わって最近畑の管理を始めたばかりなので、初めてイノシシを見た時にはそれはもう驚きました。

実際に自分の目で見ると、テレビで見るのとは違って迫力や大きさに恐怖を感じて動くこともできませんでした。

幸いその時はむこうもすぐに去ってくれたので事なきを得ましたが、もし機嫌の悪い時やお腹を空かせた時に出くわしていたら、怪我をしていた可能性もあります。

今後もビクビクしながら畑仕事をするのは嫌だったので、何とか捕獲したり駆除することはできないかと考えました。

まず問い合わせたのが、畑のある地域の自治体です。

田舎だったので村役場という小さな団体でしたが、問い合わせるとすぐにいろいろとアドバイスをしてもらえました。

やはり土地柄、野生動物の相談や通報は多いようで、電話をするとスムーズに話を聞かせてもらえました。

実際に捕獲する方法としては、主に銃猟とわな猟に分かれるとのことでした。

意外にも、野生のイノシシは誰でも好きなように捕まえたり駆除して良いわけではないようで、実行するためには狩猟免許という許可を得ることが必要になります。

つまり、素人が勝手にワナを仕掛けて捕まえてはだめということで、必ず免許を持った専門家に依頼する必要があるのです。

私もどうやって捕まえれば良いのかさっぱりわからなかったので、業者や専門家にお願いできるというのは非常に心強かったです。

最近では安全面や後継者不足などの問題もあって、銃を使った方法はあまり行われておらず、ワナを使った方法で捕獲が行われていると言われています。

近年はワナの手法や道具も開発が進み、安全に捕まえることができるようになっているのでおすすめです。

と言っても、自分でやってしまっては法律違反になってしまうので、必ず狩猟免許を持っている人に依頼するようにしましょう。

ワナとして一般的なのが、くくりわなと呼ばれる方法です。

害獣の通り道に針金などを設置し、通りかかった動物の脚などをからめとって動けなくするタイプになります。

これを仕掛けるには、動物が普段使っている通り道を見つけたりうまく仕掛ける必要があるので、熟練の知識と技術が必要になります。

ワナそのものは非常に簡素で、持ち運びも簡単なので1人でも設置することができます。

しかも費用もかなり安いとのことで、私もこのくくりわなをしてもらうように業者にお願いしました。

私の畑があった地域は害獣被害が多いためか、自治体に相談するとすぐに駆除してくれる人を紹介してもらえました。

くくりわなは他の鳥や野生動物などが誤って捕まってしまうという問題の他、捕まえた動物は脚が絡まっているだけで生きているため、トドメを刺さなければいけないというデメリットがあります。

過去にはこの作業中にわなを抜け出した動物に襲われ、亡くなってしまった人もいるそうで、危険が伴う方法だということも覚えておいた方が良いでしょう。

ちなみに、くくりわなの他に、箱わなという方法もあるとのことでした。

箱わなはその名の通り、箱の中にイノシシの好むエサなどを入れて誘い込む方法で、箱の中に動物が入り込むと扉が閉まって捕まえられるという仕組みです。

くくりワナより捕獲率も高く、安全面でも優れているとのことでしたが、とても大掛かりで重いため簡単に設置することができず、人数もある程度必要になるとのことで、相談の上やはりくくりワナでお願いすることになりました。

動物を誘うために、匂いの強い美味しいエサを入れておく必要があるため、逆にこれまで近寄ってきていなかった新しい野生動物まで誘ってしまうというデメリットも気になりました。

ただ、くくりワナと違って動物の通り道を見極めたり仕掛けを行う技術なども必要ないため、免許を持っているもののあまり経験のない人が自分で捕獲する場合は箱ワナの方がやりやすいとも言えます。

自分で捕まえる場合は、費用や効果、安全面などを総合的に判断してどの方法を選ぶか決めるようにしましょう。

どのワナを選択するにしても、設置してから動物がかかっていないか毎日きちんとチェックする必要があります。

私の場合も、畑に毎日行って確認していました。

毎日畑仕事をしていたわけはないので、チェックのためだけに通うのはかなり大変でしたが仕方ありません。

仕掛けを行ってから1週間ほどで大きなイノシシが捕まりましたが、私は解体したり処理することもできないのでその後のこともお願いすることになりました。

ワナの仕掛けから処理まで自分で全て行うのはかなり大変だと思うので、費用が掛かっても素直に自治体に依頼して経験豊富な人を紹介してもらったほうが便利だと言えます。

イノシシ 踏み板

最終更新日 2025年6月10日