お墓を建てるということ
お墓を建てると想定いくらくらいかかるかという統計を取った時100万円を想定する方が多く約半数の方は100万円以下と想定するようです。
実際かかる金額は50万円から99万円までがおよそ4分の1を占めます。
50万円以下は7パーセント以下で、500万円以上かかったというのは2パーセント以上だそうですです。
平均で150万円くらいかかるということです。
最低は15万円最高は500万円というこの差額はなにに起因するのでしょう。
かかる費用の内訳は、永代使用料、墓石代、管理料などです。
昔は土地が広いから家の近くにお墓を建てましょうという事もありましたが、墓埋法という法律が制定させてからは個人で勝手にお墓を建てるということはできなくなりました。
公営または、民営の霊園や寺院の墓地を使用することが定められていますので、この墓地の使用料、場所代が永代使用料として徴収されるのです。
(参考:横浜永代供養墓費用)
普段お墓を買うという表現をしますが、実際は墓地として使用する土地を寺院や霊園から借り受けるというのが正しい解釈です。
その為管理料などが発生するわけです。
不動産のように所有権を買い取るわけではありませんので、所得税、相続税、固定資産税などは発生しません。
他人に譲渡、転売することはできない
不動産は他人に譲渡したり転売することは可能ですが、上記のように実際は借りているので、使用権を遺族、子孫などに引き継ぐことは可能ですが、他人に譲渡、転売することはできません。
子孫が絶えてしまったりして引き継ぐものがいなくなってしまった場合は無縁墓となり、使用権を失ってしまう事になります。
お墓の引越しや墓じまいなどで墓を引き払う場合、墓地は寺院や霊園に返却されますが、永代使用料はあくまでも使用料として徴収されるので返却されることはありません。
墓を建てるのに金額に大きな差額がでるのはこの、永代使用料に幅があるからです。
使用する霊園や寺院の立地条件や地価などの価格が反映されるます。
例えば、都心から近く、駅からのアクセスも良く、施設の設備も綺麗で充実していて利便性が良ければ当然、使用料も価格が大きくなります。
また、墓地の区画自体の立地条件や広さも価格に影響があります。
例えば、他の墓と背合わせにならない角地は好立地なので永代使用料が割り増しになりますし、広ければ広いほど高くなります。
墓を建てる時には寺院や霊園の1平方メートル当たりにかかる価格を比較すると、だいたいどのくらいの予算が必要になるのかが算出できます。
最終更新日 2025年6月10日